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LightWaveでヴァイオリンの線画を出力

2025/12/05MediBang Paint,LightWave

LightWaveでヴァイオリンの線画を出力 サムネイル 02ほしぶどう宮野ともちか

今回は
LightWave 3Dで出力した線画を
漫画の原稿で使う方法を
解説します。

使用したバージョンはLightWave2018です。

LightWaveでヴァイオリンの線画を出力

LightWave 3Dで
ヴァイオリンの線画を出力。

ヴァイオリン 完成ほしぶどう宮野ともちか

こんな感じの仕上がりになります。

メモ
ブログ用に解像度を低くしてあるので
アンチエイリアスがかかっていますが
実際のプロ用の1,200dpiの原稿では
線画は1bit(黒のみ)です。

ヴァイオリンのモデルをレイアウトに送る

ヴァイオリンをモデリング。

ヴァイオリン モデリングほしぶどう宮野ともちか

このモデルをモデラーから
レイアウトに送ります。

モデラーからレイアウトへ 01ほしぶどう宮野ともちか
モデラーからレイアウトへ 02ほしぶどう宮野ともちか

カメラを移動してアングルを決定。

カメラアングルほしぶどう宮野ともちか

背景の色を白にします。

背景を白ほしぶどう宮野ともちか

サブリメーションセルシェーダーを使用する

色・質感編集からマテリアルをスタンダード。

シェーディングモデルは
サブリメーションセルシェーダーを選択。

マテリアル スタンダードほしぶどう宮野ともちか
シェーディングモデル サブリメーションセルシェーダーほしぶどう宮野ともちか

サブリメーションセルシェーダーの
オプションを選択。

サブリメーションセルシェーダー オプションほしぶどう宮野ともちか

このように設定しました。

サブリメーションセルシェーダー 設定ほしぶどう宮野ともちか

ライトのプロパティを開いて
ライトの明るさを1.0lxに設定します。

ライト プロパティほしぶどう宮野ともちか

violin2_v76.Layer1が
ヴァイオリン本体のオブジェクトで
violin2_v76.Layer3が
弦のオブジェクトという構成になっています。

ヴァイオリン 本体ほしぶどう宮野ともちか
弦ほしぶどう宮野ともちか

VPRで表示させた状態。

VPR 01ほしぶどう宮野ともちか

ヴァイオリン本体の線画を出力

線画を表示させます。

ヴァイオリン本体のオブジェクト
violin2_v76.Layer1を選択して
オブジェクトのプロパティを開き
プリミティブ>輪郭。

シルエットエッジ2.0pixels。

鋭角の折り目2.0pixels。

交差エッジ1.0pixelsに設定しました。

ヴァイオリン 本体 線画設定ほしぶどう宮野ともちか

今回の画像サイズは
640×480なので線を細くしています。

1,200dpiの漫画原稿に使うときは
シルエットエッジと
鋭角の折り目を10.0pixelsで
交差エッジを5.0pixelsにしました。

弦の線画を出力

次に弦の線画を出力するのですが
このモデルの弦は12角の円柱で作ってある為
シルエットエッジで線画を出力すると
線が2本になってしまいます。

弦 12角柱ほしぶどう宮野ともちか

線が2本というのは
1本の弦の両端に線画があるという意味です。

弦の線が2本にほしぶどう宮野ともちか

線を1本にしたいので
ちょっと小技を使います。

モデラーに戻って
弦の12角柱の下半分に
ウェイトを付けて
lineと名前を付けました。

12角柱の下半分にウェイトほしぶどう宮野ともちか
ウェイトの名前をlineにほしぶどう宮野ともちか

弦のオブジェクトviolin2_v76.Layer3を選択して
オブジェクトのプロパティを開きます。

プリミティブ>輪郭。

シルエットエッジ2.0pixels。

ノード編集にチェックを入れて
ノード編集をクリック。

ノードエディターを開きます。

弦 線画 設定ほしぶどう宮野ともちか

ウェイトマップノードにlineを選択して
Silhouette Edges Taperと接続します。

ノードエディターほしぶどう宮野ともちか

弦の線が1本になりました。

弦の線が1本にほしぶどう宮野ともちか

カメラのプロパティを開いて
適正サンプリングのチェックを外します。

適正サンプリング オフほしぶどう宮野ともちか

適正サンプリング、オンで
アンチエイリアスがかかり
適正サンプリング、オフで
アンチエイリアスがオフになります。

VPRで表示。

VPR 02ほしぶどう宮野ともちか

色・質感編集の
スムースしきい値の値を調節すると
出したい線を
ある程度調節出来ます。

レンダリング

スムースしきい値ほしぶどう宮野ともちか

レンダープロパティを開いて
バッファを選択。

Final_RenderとEdgeにチェックを入れて
F9ボタンを押してレンダリング。

レンダープロパティほしぶどう宮野ともちか

イメージビューワーのファイルから
全バッファを保存。

ファイル形式はLW_PNG32(png)を選択。

イメージビューワーほしぶどう宮野ともちか
全バッファを保存ほしぶどう宮野ともちか
ヴァイオリン 03ほしぶどう宮野ともちか
Final_Render
ヴァイオリン 03 Edgesほしぶどう宮野ともちか
Edges

LightWave 3Dでの作業は終了。

メディバンペイントでトーン貼り

メディバンペイント(MediBang Paint)に
画像を読み込みます。

メディバンペイントのトーンの貼り方は
別の記事で解説しました。

メディバンペイントのトーンの貼り方

メディバンペイントに読み込むほしぶどう宮野ともちか

Edgesレイヤーを選択して
選択範囲>レイヤーを元に作成/不透明度。

Edgesを選択ほしぶどう宮野ともちか
レイヤーを元に作成 不透明度ほしぶどう宮野ともちか

Final_Renderレイヤーを選択して
Edgesレイヤーを非表示。

透明を選択した塗りつぶしツールで
線画を消します。

Final_Renderを選択してEdgesを非表示ほしぶどう宮野ともちか
グラデーショントーン 塗りつぶしツールほしぶどう宮野ともちか
線画を消すほしぶどう宮野ともちか

ベタになる部分をコピー&ペーストして
ベタレイヤーを作成。

ベタレイヤーを作成ほしぶどう宮野ともちか

フィルタ>レベル補正で
ベタレイヤーの影を濃くします。

レベル補正ほしぶどう宮野ともちか
レベル補正で黒くするほしぶどう宮野ともちか

ベタレイヤーを1bitレイヤーに変換。

1bitレイヤーに変換 01ほしぶどう宮野ともちか
1bitレイヤーに変換 02ほしぶどう宮野ともちか

Final_Renderレイヤーの影を
トーン指定用にレイヤーにします。

Final_Renderレイヤーを選択して
フィルタ>レベル補正で
Final_Renderレイヤーの影を
濃く。

Final_Renderレイヤーを
1bitレイヤーに変換。

Final_Renderを選択ほしぶどう宮野ともちか
Final_Renderレイヤーを1bitレイヤーに変換ほしぶどう宮野ともちか

Final_Renderレイヤーを選択して
選択範囲>レイヤーを元に作成/不透明度。

Final_Renderレイヤーを非表示にして
新しく作ったトーン貼り用のレイヤーを選択。

レイヤーを元に作成 不透明度ほしぶどう宮野ともちか
Final_Renderを非表示にしてレイヤーを元に作成 不透明度ほしぶどう宮野ともちか
トーンレイヤーを選択してほしぶどう宮野ともちか

トーンを貼って完成。

トーンを貼るほしぶどう宮野ともちか
トーンを貼って完成ほしぶどう宮野ともちか
ヴァイオリン 05ほしぶどう宮野ともちか

今回は以上です。

LightWaveの記事はこちら

MediBang Paint,LightWave