編集者に「絵が古い」と言われたときの対処法
※漫画家志望者向けの記事です。
20代で若いのに編集者に「絵が古い」と言われたときの
漫画家志望者の対処法。
持ち込みの場合
編集者に「絵が古い」と言われたら
「お前が描いて持って来い」
と言って机を蹴って下さい。
これで解決です。
しかし投稿で講評に
「絵が古い」と書かれてしまった場合
蹴る机もないし
対処に困ります。
若い漫画家志望者が編集者に
「絵が古い」と言われたら
ほぼ
死刑宣告を受けたのと同じです。
何故なら
絵は手で描いているのではなく脳で描いているからです。
絵柄を変えるというのは
脳の構造上、ほぼ不可能です。
しかし
編集者が「絵が古い」と思ったって事は
読者の多くが「絵が古い」と感じるはずなので
何らかの改善をしなければ
プロの漫画家として通用しないのも
また事実。
絵柄を変えずに「古い」と思わせない方法
実は「絵の古さ」は問題ではありません。
問題の本質は
女の子が可愛くない事です。
男性作者が
女の子の主人公を描くと
外見は女の子なのに
中身がオッサンになりがちです。
主人公の女の子の所作やセリフがオッサン臭い。
女の子の皮をかぶったオッサンでは読者は興醒めです。
女の子の中身に男性作者本人を感じると
読者は違和感や居心地の悪さを感じます。
この違和感が「絵の古さ」の正体です。
編集者は
漫画を一度も仕上げた事がないので
この違和感の正体を言語化出来ず
安易に「絵が古い」と言ってるだけです。
男性作者は主人公の女の子に自己投影をするべきではない。
というのが僕の考えです。
女子高生のキヤラクターの口から
男性作者の思想を述べさせる
何ていうのは
論外です。
投稿者が女の場合、編集者に「絵が古い」とは
まず言われません。
何故なら
女の投稿者はファッション誌を読んで
モテカワファッションを
研究してるからです。
男性の漫画家志望者が「絵が古い」と言われた場合の改善策は
主人公を女の子にしないことです。
男性を主人公にして
女の子のキャラクターは
男性から見た理想の女の子
というのを意識して描いてみて下さい。
これで女の子が下品な言葉を使ったり
暴力を振るったり
魅力が下がる行動や
オッサンくさい所作やセリフが減るはずです。
どうしても男性主人公は嫌だ。
女の子を主人公にしたい。
という場合は
女の子の主人公の他に
自分視点の男性キャラを配置する事で
主人公の女の子がオッサン化する事を回避できます。
男性作者でも
女の子を主人公にして
魅力的な女の子を描ける人もいますが
そんな人は一部の特殊な才能のある人だけです。
男性作者の場合
主人公は男性にしておいた方が無難です。
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