『初めて学ぶ遠近法』 漫画家志望者に必要なのはこの1冊だけ
![漫画家志望者に必要なのはこの1冊だけ サムネイルほしぶどう宮野ともちかオペラグラス諏訪綜司(すわそうじ)夜子沢(よごさわ)リリコ](https://raisinsec.com/wp-content/uploads/2021/02/comic-writing-1-volume-thumbnail.png)
※漫画家志望者向けの記事です。
漫画のテクニックは知れば知るほど
駆使すればするほど
描くのに時間が掛かり
原稿が上がらなくなる諸刃の剣。
テクニックも知識も何も知らず
使わず
才能だけで漫画が描ければ
それに越したことはありません。
「人物は老若男女の描き分けが出来なければ駄目」
「メカが描けないと駄目」
「動物が描けないと駄目」
こうやって否定してくる奴が多過ぎる。
否定して来る奴に限って漫画を描いてなかったりします。
最低線
中高生の男女と背景が描ければ漫画は描けます。
もっと言うと男性キャラや背景すら必要なく
女の子さえ描ければ何とかなります。
70年代、80年代の漫画は
背景を描くのに資料なんか見てないし
人物が地面にめり込んでいようが
逆に、宙に浮いていようが誰も気にしてません。
漫画は面白ければ
全てのテクニックを無視して良い。
しかし最低線のテクニックは身に付けておきたい。
そんな漫画家志望者に
お薦めの1冊を紹介。
漫画を描くのに必要な技術は
大体この1冊で足ります。
初めて学ぶ遠近法
![N/A](https://m.media-amazon.com/images/I/51HXXJfuZqL._SL250_.jpg)
※また在庫切れになりました。
遠近法の基本が書いてあります。
遠近法と言えば
多くの人が線遠近法をイメージすると思いますが
実は線遠近法より大事なのは
重ね合わせと空気遠近法です。
重ね合わせと空気遠近法を知っていれば
それっぽい絵になります。
『初めて学ぶ遠近法』には
重ね合わせと空気遠近法が序盤の方で
説明されてるので
読んでおくと良いです。
![漫画家志望者に必要なのはこの1冊だけ イラスト 01ほしぶどう宮野ともちかオペラグラス諏訪綜司(すわそうじ)夜子沢(よごさわ)リリコ](https://raisinsec.com/wp-content/uploads/2021/02/comic-writing-1-volume-illustration-01.png)
これが重ね合わせ。
人物を重ね合わせると手前と奥が分かりやすいです。
![漫画家志望者に必要なのはこの1冊だけ イラスト 02ほしぶどう宮野ともちかオペラグラス諏訪綜司(すわそうじ)夜子沢(よごさわ)リリコ](https://raisinsec.com/wp-content/uploads/2021/02/comic-writing-1-volume-illustration-02.png)
そしてこれが空気遠近法。
ここまで極端に描く必要はありませんが
人物と人物が重なり合っていなくても
空気の層を作ってあげれば
手前と奥を表現出来ます。
『初めて学ぶ遠近法』には
線遠近法はもちろん
円柱の描き方や
階段の描き方も載ってます。
魚眼レンズの描き方は載ってませんが
普通に漫画を描いてたら
魚眼なんて使わないので
特に必要ないでしょう。
遠近法についてもっと詳しく知りたい人は
こんな本もあります。
パース!
![N/A](https://m.media-amazon.com/images/I/51q6DzqsZ8L._SL250_.jpg)
パースとは遠近法の事です。
『初めて学ぶ遠近法』では解説されていない
遠近法の理屈や成り立ちが書かれています。
パース! 2
![N/A](https://m.media-amazon.com/images/I/61mWOwxq8dL._SL250_.jpg)
『パース! 2』では影のパースの描き方や
魚眼レンズの描き方も載っています。
![N/A](https://m.media-amazon.com/images/I/51ppyNwDRUL._SL250_.jpg)
『絵を描く仕事で成功するテクニック』
この本はちょっと難しいですが
遠近法の他に「光とカゲ」について
解説されているのが良いです。
机が狭くて原稿に紙を継ぎ足しても
消失点が取れないという人には
パース定規なんていう
便利な物も売っています。
Too パース定規 2
![N/A](https://m.media-amazon.com/images/I/516os6gF6YL._SL250_.jpg)
漫画を描くのは簡単です。
漫画を描くのが難しいと思っている人は
やさしく、正しい技術を解説している書籍を
見つけられないか
便利な画材を知らないかだったりします。
漫画の描き方の記事はこちら